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「地下鉄でスマホ」続々、東京メトロは4路線追加

走行中の地下鉄車内でスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)のデータ通信ができる区間が着々と広がっている。東京メトロは27日、丸ノ内線や日比谷線など4路線で携帯電話の電波が通じる区間を30日から大幅に拡充すると発表。京王電鉄も既存路線を地下化した区間で開通と同時に携帯電話が使えるサービスを始めている。

東京地下鉄(東京メトロ)では、丸ノ内線の茗荷谷―淡路町駅間、日比谷線の日比谷―中目黒駅間、千代田線の綾瀬―湯島駅間、南北線の後楽園―本駒込駅間の4区間で新たに携帯電話を利用できるようにする。同社は2012年12月末までに全線で携帯電話サービスを提供する予定。

東京都交通局(都営地下鉄)も、12年3月に新宿線の新宿―九段下駅間で携帯電話を利用可能にしたのを皮切りにアンテナを順次整備しており、12月をめどに全線にサービスを拡充する。

地下鉄以外でも携帯電話のアンテナ整備が進む。地上区間はこれまでも携帯電話の電波が届いていたが、トンネルや地下区間では電波が途切れており、こうした区間でアンテナを整えている。

新幹線では既に大半の区間でトンネル内でも電波が届くようになっているほか、東京近郊の私鉄では東京急行電鉄が田園都市線と目黒線の一部区間でアンテナを整備済み。京王電鉄は、8月19日に調布駅周辺の区間を地上から地下に切り替えたが、この地下区間で開通当初から携帯電話を利用可能にしている。

 こうした地下鉄やトンネルなどのアンテナは、携帯各社や通信設備の工事会社などが加盟する社団法人の移動通信基盤整備協会がアンテナを整備。大半の区間ではNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス(イー・モバイル)の携帯4社共通のアンテナとなっており、各社のスマホや従来型携帯電話、モバイルルーターなどでネット接続できる。モバイルWiMAX(ワイマックス)方式のサービスを展開するUQコミュニケーションズは、電波の特性上4社のアンテナとの共用化が難しいが、共用アンテナとは別に同社専用のアンテナを整備しており、各地の地下鉄などでサービス提供区間を順次拡充している。

サービス提供区間では、携帯電話による音声通話も仕組み上は可能だが、各社では「これまで同様、車内ではマナーモードに切り替えて、通話はご遠慮いただき、優先席付近では電源を切ってほしい」と呼びかけている。

携帯電話が使える主な地下・トンネル区間
地域路線名携帯電話が使える区間
新幹線東海道新幹線全線
九州新幹線全線
山陽新幹線新大阪―三原
東北新幹線東京―仙台
北海道札幌市営地下鉄東西線、東豊線の全線
東北仙台市営地下鉄南北線全線
関東東京モノレール全線
つくばエクスプレス全線
東京メトロ丸ノ内線茗荷谷―淡路町※
東京メトロ日比谷線日比谷―中目黒※
東京メトロ千代田線綾瀬―湯島※
東京メトロ南北線後楽園―赤羽岩淵※
都営新宿線新宿―九段下
東急田園都市線渋谷―二子玉川
東急目黒線目黒―洗足
京王線柴崎―西調布
京王相模原線調布―京王多摩川
JR成田線・京成電鉄成田―成田空港(成田空港トンネル)
中部名古屋市営地下鉄名古屋―今池
近畿大阪市営地下鉄中央線本町―堺筋本町
大阪市営地下鉄御堂筋線淀屋橋―本町
中国広島高速鉄道アストラムライン全線
九州福岡市営地下鉄空港線全線

(電子報道部 金子寛人)

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