仮想空間のブランド構築 実態ある商品との連携を (三淵啓自)

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2012/6/27 7:00
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一時的にブランド化に成功しても、実態がなく簡単に切り替えがきくゲームのみでは、ブランドとしてはとても不安定だ。しかも、無料のアプリが量産されている昨今、ユーザーを引き留めておくことは、とても難しい。

ロビオ社はキャラクター展開、キープ社は実物の商品を届けることで、ユーザーの共感を呼び起こす。実際の商品が存在することで、ゲームをしていない時でもそのブランドを認識させることができる。スマートフォン(高機能携帯電話)が急速に広がる今、カジュアルゲームのアプリからも人気キャラクターが生まれ、新たな商機は広がりつつある。

仮想空間のみで安定的なブランドを構築するためには、拡張現実(AR)などで実物と同じように仮想商品が扱えるようになる必要がある。ソーシャルネットワークや仮想世界で自分の分身としてのアバターを多くの人が使うようになれば、アバター向けの商品など必要性に裏打ちされた安定した仮想商品のブランドが築けるようになるのではないか。

[日経MJ2012年6月27日付]

 「ECの波頭」は最新のEC事情を、専門家が読み解きます。執筆は、D4DR社長の藤元健太郎氏、通販コンサルタントの村山らむね氏、デジタルハリウッド大学教授の三淵啓自氏、アジャイルメディア・ネットワーク社長の徳力基彦氏が持ち回りで担当します。
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