2019年9月16日(月)

全ての記録をクラウドに 斉藤史郎・東芝研究開発センター所長

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2012/6/23 12:00
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ハードディスク駆動装置(HDD)や半導体メモリー、光ディスクなど、デジタルデータを保存する記録媒体を総称して「ストレージ」と呼ぶ。パソコンや携帯型情報端末、テレビ、録画再生機に搭載され、多くの人が利用しているが、実はこの10年ほどでストレージの使われ方は大きく変わってきている。

1982年東工大院理工学研究科修了、東芝入社。材料・電子部品研究が長く、2011年から現職。55歳。

1982年東工大院理工学研究科修了、東芝入社。材料・電子部品研究が長く、2011年から現職。55歳。

変化の要因はクラウドコンピューティングの出現だ。サービスやソフトウエアの提供、データ処理をインターネット経由で実行するので、企業や個人は手元に大規模なストレージを置いておく必要はない。むしろデータセンターなど利用者の目に見えないストレージに多くのデータが保存されるようになってきた。

だから、これからはクラウド(雲)の「中」と「外」をそれぞれ意識した技術開発が求められる。とりわけ重要なのがクラウドの中。今後も世の中のあらゆるデジタル機器やセンサーがデータを生成・検知し、ネット上でやりとりするデータ量は飛躍的に増大していく。いわゆる「ビッグデータの時代」だ。

多くの企業がビッグデータから新たな価値を生み出そうとしているが、リアルタイム処理で済むものから、長期保存を必要とするものまでサービス形態は様々。だからストレージ技術も多様な要求にこたえる必要がある。

その点、磁気テープを除くすべてのストレージ製品を持つ東芝は優位な立場にある。NAND型フラッシュメモリー、多数のフラッシュメモリーを搭載したSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)、HDDの品ぞろえがあるのは東芝だけだ。

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