2019年6月16日(日)

米アップル「アップストア」価格改定の波紋
日本で115円→85円 出品者「寝耳に水」で大混乱

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2011/7/16 7:02
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1本115円だったアプリが突然85円に――。米アップルがアプリ配信サイト「アップストア」の日本向け販売価格を改定したことが波紋を広げている。同社は為替変動に対応する形で14日に価格表を改定し、日本の場合、全体では約3割程度の値下げとなる。ユーザーの間では歓迎の声が上がっているが、売上金額の一定割合が収入になる有料アプリ出品者への影響は深刻だ。アップルからの事前説明も皆無だったため、出版社などは急きょ手作業で表示価格の調整に追われるなど混乱に陥っている。

アップストアの有料アプリのランキングには85円のアプリが並ぶ

アップストアの有料アプリのランキングには85円のアプリが並ぶ

■115円が85円に

「今まで購入をためらっていた2000円以上のアプリも安くなった。今のうちに買おうかと考えている」。都内在住の20歳代女性はアップストアのアプリが軒並み値下がりしたことを歓迎する。14日時点の有料アプリの販売ランキングを見ると、上位は「85円」のものが並んでいるが、その多くは従来115円で売られていたものだ。

アップストアでの販売価格は、「115円」を最低価格として、「230円」「350円」「450円」など、ほぼ115円刻みで決められた単価テーブル上で出品者側が設定する。同テーブルは米ドルで0.99ドルの時は日本円では115円、米ドルで1.99ドルの場合には日本円で230円という具合に通貨間で連動している。

今回は日本円のほか、英ポンドや豪ドルなど複数通貨に関し単価テーブル自体が抜本改定された。0.99ドル相当に設定されていたアプリは、今までの115円が85円に変わった。アップルでは「為替や各国の法律に合わせた措置」(アップル日本法人の竹林賢広報部長)と説明しており、日本については円高が進んだ最近の為替レートを反映したものと考えられる。

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