2018年9月23日(日)

米国流割安株投資「ダウの犬」戦略 日本での効果は?
編集委員 田村正之

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2011/3/7付
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 米国で有名な「ダウの犬(Dogs of the Dow」戦略という割安株投資術をご存じだろうか。ダウ工業株30種平均の採用銘柄の中から、配当利回りの高い順に10社を選んで投資し、1年後に売却することを繰り返すと高収益が期待できるというものだ。

 配当利回りは「配当÷株価」なので、配当が一定なら、売られて株価が安くなると配当利回りは高くなる。そして「dogs」には「さえないもの」という意味がある。

 要するに「売られすぎて(株価がさえなくて)配当利回りが高くなっている」銘柄に投資する。ただし、すぐにつぶれてしまうような企業なら危ないので、世界的大企業で減配や倒産の可能性が比較的少ないダウ30銘柄を対象にするわけだ。

 同じ戦略を日本で実施すればどうか。いわば「日本版ダウの犬」戦略として、東証株価指数(TOPIX)のうち時価総額が大きい「コア30」銘柄を対象に、大和証券キャピタル・マーケッツの吉野貴晶チーフ・クオンツ・アナリストに試算してもらった。具体的には、前の年の年末時点でコア30の中で配当利回りが高かった(つまり割安な)10社に均等な金額を投資する。

 結果は2月28日付けの日本経済新聞資産運用面「株価のクセ」の一部で紹介した。しかしスペースの関係でごく一部しか載せられなかったので、ここで具体的な対象銘柄など詳細を示したい。

 表Aは2001年以降の「日本版ダウの犬」の対象となった各銘柄と、各銘柄に均等投資した場合の成績。その年のコア30全体と日経平均株価の騰落率も示した。

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