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アンドロイド携帯、これが仕事で使えるアプリ

個人には「予定管理」や「文書確認」、企業向けに「紛失時の安全対策」

携帯電話各社が米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したスマートフォン(高機能携帯電話)の開発に力を入れている。アンドロイド端末の国内出荷台数は2010年度中に米アップルの「iPhone(アイフォーン)」を上回る見通し。スマートフォンは「アプリ」と呼ぶ応用ソフトをネット経由で取り込んで機能を拡張し、表示や使い勝手などを自分好みにカスタマイズできるのが特長。アンドロイド端末で仕事に役立つアプリや使用上の注意点を探った。

仕事に役立つアプリは主に個人で使うものと、企業で本格的に使うものの2種類がある。アンドロイド向けアプリ紹介サイト「アンドロイダー」を運営するトリワークス(東京・渋谷)の百名覚編集グループリーダーが推奨する個人向けアプリを見てみよう。

まずスケジュール管理で一番人気はジョルテ。端末に標準搭載のアプリは使い勝手が悪いことが多いが、「システム手帳のような画面で、月表示や週表示を簡単に切り替えられる」(百名氏)。

カメラ機能で撮影した名刺の電話番号などを取り込める「ビズカロイド・ライト」

ファイル共有アプリではエバーノートが知られている。ネット上に文書や画像などのファイルを保管することで自宅や会社のパソコンで編集した文書などを、外出先から確認できる。

少し変わったアプリでは名刺読み取りアプリのビズカロイド・ライトがある。スマートフォンのカメラで名刺を撮影すると、文字認識機能を利用して住所や電話番号などを読み取り、アドレス帳に登録できる。

表計算やプレゼンテーションなどの閲覧ソフトではエクセルのファイルなどを閲覧できるネットフロント・ライフ・ドキュメンツが便利という。ドキュメント・トゥー・ゴーなどの有償版では閲覧だけでなく編集に対応したものもある。

一方、企業向けの業務アプリでは情報共有ソフトやセキュリティー管理が登場している。エクスチェンジ・タッチダウンは、米マイクロソフトの情報共有ソフト「エクスチェンジ」のメールやスケジュールなどの情報をアンドロイド端末から参照する機能を備える。

A-Secureでは端末の紛失や盗難時にGPSによる場所の調査、操作のロックやデータの消去を遠隔指示できる。対応端末は一部に限られるが、企業で本格導入する場合はセキュリティーの向上に役立つ。

タスク管理ツールの利用が不可欠(アドバンスド・タスク・キラーの画面)

注意しなくてはならないのはアプリを使いすぎると電池を急速に消耗してしまうことだ。NTTドコモの「ギャラクシーS」を購入したある会社員は電池が半日も持たなかったので驚いたという。大量のアプリを同時に起動していたのが原因だ。電池を効率的に使うには、アプリの稼働状態を表示するタスク管理ツールが不可欠だ。

「タスク管理ツールを入れて起動中のアプリをこまめに終了するようにしたら一日持つようになった」(同会社員)。

無線LAN(構内情報通信網)や全地球測位システム(GPS)などの設定を簡単に変更できる設定管理ツールも便利。無線LANやGPS機能は非使用時に無効とすれば電池の持ち時間が長くなるほか、「会議のときに簡単にマナーモードに切り替えられるので便利」(別の会社員)といった声が多い。

アンドロイドは端末ごとにOSのバージョンや画面サイズが異なるためアプリ利用時に注意が必要だ。端末によってアプリが使えなかったり画面表示が乱れたりする。グーグルのアプリ配信サイトでは有償アプリ購入後に返品できる仕組みがあるが、昨年12月に返品期間を従来の24時間以内から15分以内に縮めた。購入後は必ずアプリの動作を確認しておきたい。(榊原康)

[日経産業新聞2011年1月7日付]

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