宮内庁調査官が明かす「896の聖域」 天皇陵の真実
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日本には一般の立ち入りが許されない「聖域」が896ある。歴代天皇など皇室の祖先の墓として、宮内庁が管理する陵墓だ。大仙古墳(仁徳天皇陵、大阪府)をはじめ巨大古墳の多くが陵墓となっており、文化財保護法の適用外とされて公開や調査が厳しく制限されている。だが先日話題を集めた牽牛子塚古墳(奈良県)などの発掘成果や、百舌鳥・古市古墳群(大阪府)の世界遺産候補の暫定リスト入りを受け、「本当の被葬者は違うのでは」「史跡に指定し、文化財として取り扱うべきだ」との声は高まる一方。宮内庁はどう対応するのか、聖域の守り人である宮内庁の福尾正彦・陵墓調査官に現状と今後を聞いた。(聞き手は奈良支局長 竹内義治)...
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