自費出版表紙に名を(5)
震災を機に広がった自分史 貴重な日常の暮らし後世に
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「自費出版でこういう小説を取り上げるのは、我が社として初めてです」。19世紀の冒険小説の出版に協力してくれた「ことこと舎」の稲冨さんが話すように、フィクションの自費出版は珍しいようだ。私自身には違和感がなかったのだが、自費出版は自分史のようにもっと自分自身に引きつけたテーマの作品が一般的。いわば人生の「記念品」のようなものが多い。
自分史に関連した講座や展示を開催している自分史活用推進協議会代表...