〈春季交渉22〉ジョブ型雇用、論点に
物価2%上昇の足音 賃上げ2%超も課題
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2022年の春季労使交渉が25日、事実上始まった。労働生産性の低迷が続くなか、働き方の見直しなどで付加価値を高める人的投資に関する議論が欠かせない。経営者側は働き手の職務内容をあらかじめ明確に規定するジョブ型雇用の導入などを進めたい考えだ。物価上昇率が今春にも2%に迫るとされ、2%以上の賃上げが実現しなければ生活水準の低下につながる可能性もある。
ジョブ型雇用は会社の業務に最適な人材を配置する仕...