春秋
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地球に向かって重たい星が近づいてくる――。人類の危機を描く60年前のSF邦画大作が「妖星ゴラス」だ。日本の提唱で全世界が協力、南極にロケット式の推進装置を多数作り、地球を動かして衝突を避けようと試みる。実現可能か、専門家に考証を依頼したそうだ。
▼危機が遠い段階で科学者の説明を受けた首相が、こう語る場面がある。「我々に発言する資格はない。政治家は科学者に席を譲るしかないでしょう」。政治は対立を捨て...
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