(社説)統計専門家の充実が急務だ
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国土交通省は21日、建設統計を不正に書き換えていた問題で関係する幹部を処分した。政策立案の根幹である統計への信頼を揺るがした責任は重く、処分は当然だ。
今回の問題は統計を軽視する風潮が霞が関にはびこっていることを浮き彫りにした。組織の風土を改めるとともに、統計の専門家を充実させることが急務である。
第三者の検証委員会によると、担当者は書き換えを問題視して見直しを進言していた。しかし、上司は見て見...
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