アフリカ、ワクチン廃棄拡大
140万回分、冷蔵保存・輸送に不備 接種1割で拒否も根強く
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アフリカで新型コロナウイルスワクチンの廃棄が相次いでいる。供給不足と接種低迷に直面するにもかかわらず、廃棄の規模は2月までに少なくとも計140万回分に達する見通しだ。保管・輸送インフラの脆弱さや根強いワクチン忌避感情が原因だ。アフリカの接種低迷が続けばコロナ禍収束は遠のきかねない。
ナイジェリアの首都アブジャにある廃棄場で、ブルドーザーが英アストラゼネカ製ワクチンの入った段ボール箱を踏み潰してい...