作り手見える福島産電気
二本松の農家、営農型太陽光で再起 ブドウと「二毛作」家庭直送
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東京電力福島第1原発事故で放射線被害を受けた福島県二本松市で11月、本格的な営農型太陽光発電所が竣工した。一度営農を断念した生産者が、生協などと協働して立ち上げた発電会社が生み出す電気は、農作物とともに顔の見える「二毛作」の生産物として直接消費者に届く仕組みを目指す。
安達太良山を望む二本松市笹屋。高さ約3メートルの支柱に支えられた太陽光発電パネル約9500枚が6.8ヘクタールの農地上に張られ、...