107兆円予算案、減らせぬ費用多く 社会保障・国債費60兆円超
新規事業1%未満、成長に回らず
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政府は24日、一般会計総額が過去最大の107兆5964億円となる2022年度予算案を決定した。高齢化で膨らむ社会保障費と、巨額借金の返済でかさむ国債費の合計は初めて60兆円を超えた。なかなか減らせない「固定費」ともいえる社保・国債費が予算全体に占める比率は6割に迫り、予算の硬直化が進む。新規事業は全予算の1%に満たず、成長分野に予算が回っていない。(関連記事総合2面、総合3面、総合4面、22年度予算案特集面、22年度予算案特集面に...