補正で膨張、無駄招く
監視の目甘い「16ヵ月予算」 コロナ対策事業、33%が繰り越し
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政府が24日に閣議決定した2022年度予算案は、20日成立した21年度補正予算と合わせ「16カ月予算」として編成された。10月に発足した岸田文雄政権の下で編成した本予算と補正予算を合わせた一般会計の総額は143兆円を超え過去最大となる。新型コロナウイルス禍を受けた補正予算の肥大化が、無駄を呼び込む予算編成のゆがみを際立たせる結果となった。(1面参照)
補正予算は11~12月の編成が常態化している...