犠牲者、CO中毒か
専門家「逃げにくい構造」
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大阪市北区の雑居ビルで17日発生した火災は、短時間で消火されたものの多数の犠牲者が出た。死因は煙による一酸化炭素(CO)中毒が多いとみられている。
COは無色・無臭で、炭素を含む物質が不完全燃焼したときに発生する。COを含んだ空気を吸い込んだ場合、血液中のヘモグロビンがCOと結合して体内に酸素が行き渡らなくなる。目まいや嘔吐(おうと)が起き、さらに悪化すれば意識を失い死亡する。
近畿大病院救命救...
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