(社説)建設統計のずさん処理を徹底解明せよ
[有料会員限定]
国土交通省が毎月集計する建設業の受注状況のデータを二重に計上していたことがわかった。ずさんな処理を都道府県に指示していた。政策立案をゆがめかねない行為であり、違法性の有無を含め、実態を徹底的に解明すべきだ。
統計は政策立案の基礎になるとともに、政策の効果を検証する道具としても欠かせない。二重計上があった「建設工事受注動態統計」は国内総生産(GDP)の算出にも使われる基幹統計で、影響の広がりが懸念...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り731文字
関連企業・業界
業界: