矢野次官は間違っていない
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矢野康治財務次官が文芸春秋に発表した「財務次官、モノ申す」が話題になっている。勇気ある発言だと賞賛する声も、けしからんという怒りの声もある。これについては「内容が正しいか」「矢野氏の行動が公務員としての矩(のり)を超えているか」という二つの評価軸がある。
まず、内容から考えよう。この論考には、数学的事実で100%正しいこと(例、以下同じ、金利が名目成長率より低くても国債残高の国内総生産比は上昇し...
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