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この父ありて 作家 田辺聖子(5)

死の床を見つめる筆の冴え 梯久美子

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終戦の年の10月半ば、肋膜(ろくまく)炎になりかけていると診断されて床についていた父が吐血した。今度は胃潰瘍だという。

数日後、田辺は日記に〈私は若いが、しかし死にたくなる時がある〉(10月21日)と書いている。少し前までは再開した授業が楽しく、〈あらゆるものを吸収したくて体がフクレ上がっている〉(9月9日)という状態だったが、父のための用事に時間をとられ、試験のための勉強も進まない。食糧事情は...

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