世界の航空、資金懸念再び 需要回復の目算狂う
日航、3000億円調達発表 東南ア各社は政府支援探る
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世界の航空会社で再び資金懸念が浮上している。ワクチン普及で見込んでいた航空需要の回復が、感染力の強いデルタ型の新型コロナウイルスのまん延で見通せなくなっている。10日に日本航空(JAL)が約3000億円の調達を発表するなど、航空業界で資金を手厚くする動きが出てきた。コロナ禍が長期化すれば、航空会社への政策支援を模索する動きも出てくる可能性がある。
「最悪の事態に備えて行動する必要がある」(JAL...