認知症新薬、米で承認審査に疑義 採用は想定の4割弱
エーザイとバイオジェン誤算 公的保険適用カギ
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米バイオジェンとエーザイが実用化したアルツハイマー病の新薬採用を巡り、米医療界が割れている。6月に米当局の承認を受けたが、病院ネットワーク大手が相次いで不採用を発表した。採用した医療機関の数は当初想定の4割弱にとどまる。新薬承認の審査手続きを上部機関の米保健福祉省が調査する異例の展開となっており、両社には誤算だ。
「立ち上がりのペースは想定より遅い」。7月半ば、バイオジェンの4~6月期決算発表の...
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