春秋
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経営難の喫茶店を津軽三味線のライブで支える女子高生の青春を描いた新作映画「いとみち」。ヒロインも監督も青森県出身で、ロケ先もすべて当地だ。幼くして母を亡くした少女は、祖母から津軽弁と三味線の技法を受け継ぐ。でも、内気で心を開くことができない。
▼3世代の家族の物語である。本筋とは関係ないようにみえるが印象的な場面がある。主人公は高校の授業で1945年7月28日の「青森空襲」の史実を学ぶ。焼夷(しょ...
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