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詩人 平出隆(1)

祖父が長崎・対馬の居室兼執務室を描いた油絵

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中学2年の冬、祖父の遺稿・遺品の数々がわが家にやってきてから、私はそれらの一つ一つに目を凝らして飽きることがなかった。

動物学や植物学の書籍の扉には、キリル文字のきわやかな筆記体による署名と、水牛の角で押された朱の落款。ページのそこここにラテン語の学名が書き込まれている。横文字の筆写稿は翻訳したい極地の探検物。ほかに司馬江漢の「江漢西遊日記」をエスペラント語に訳したノートもある。刊行を夢見たのだろ...

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