この記事は会員限定ですこの父ありて 詩人 石垣りん(4)
美化を拒む生身の言葉 梯久美子
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俳人の金子兜太に半生を語ってもらったことがある。金子は東京帝大を1943（昭和18）年に繰り上げ卒業し、日本銀行に入行した。3日間だけ勤めて退職し、海軍へ。いわゆる「紐（ひも）付き就職」で、生きて帰れば復職できる仕組みだった。...
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