携帯代理店の評価問題視 公取委、大手3社に改善要請
一方的な販売目標上げなど 独禁法の地位乱用の恐れ
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公正取引委員会は10日、携帯電話市場の実態調査報告書を公表した。携帯大手が販売代理店を営業成績に応じてランク付けし、支払う手数料を増減する「評価制度」を巡り、一方的に販売目標を引き上げるなどした場合、「独占禁止法上、問題となる恐れがある」と結論づけた。消費者の必要以上に高額なプランを勧める不適切営業を助長することにも懸念を示した。
独禁法は優越的地位を乱用して不利な取引を強いたり、販売価格を拘束...