「がん幹細胞」復元 容易な手法確立
北大グループ、治療に光明
[有料会員限定]
北海道大学大学院医学研究院の田中伸哉教授らのグループは、独自開発したゲル状のシートをがん細胞に付着させ、24時間以内に「悪玉細胞」と呼ばれるがん幹細胞の状態に戻す手法を確立したと発表した。中皮腫や脳腫瘍、肺がんなど悪性度の高いがんの転移や再発を防ぐ治療薬の開発につながると期待している。
がん幹細胞は自ら増殖しながら次々とがん細胞を生み出し、転移や再発の原因とされる。がん幹細胞をたたく治療法が求め...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り293文字