石炭火力の支援停止、途上国の代替策カギ
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政府が石炭火力発電所の輸出支援について全面停止を検討するのは、米欧が脱炭素への動きを急速に強めたためだ。日本が停止しても温暖化ガス排出量がより多い中国製の輸出が進めば、世界全体の排出は逆に増えかねない。脱炭素の実現には途上国に取り組みを促す代替策や国際協調が欠かせない。
(1面参照)
バイデン政権で気候変動問題を担当するケリー大統領特使は小泉進次郎環境相と電話で協議するたび、日本による石炭火力支援...
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