京大系新興、脱炭素で頭角
フロスフィア、高効率半導体EV用に エネコートは太陽電池薄さ150分の1
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京都大学発のスタートアップが脱炭素の世界的な潮流の中で存在感を増している。「ディープテック」と呼ばれる深い研究に裏打ちされた技術を持つ化学系の企業が立ち上がり、電気自動車(EV)向け半導体や次世代太陽電池関連で大企業との連携も始まった。研究開発型は資金調達が課題とされてきたなか、大学の支援が後押しする循環が生まれつつある。
「京大発だからいち早く新技術に着想できた」。半導体スタートアップ、フロス...