米シカゴの取引所、炭素排出枠の先物上場
企業が自主的に活用
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【シカゴ=野毛洋子】米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループは3月1日に炭素の排出枠を取引する商品先物を上場する。カーボンゼロを目指す企業が温暖化ガス排出分を埋め合わせるため、植林などのプロジェクトに投資して得る排出枠(クレジット)を取引する。脱炭素の流れは世界で加速しており、炭素クレジットの市場が2030年に500億ドル(約5兆3千億円)に達するとの試算もある。
上場するのは「グローバル...
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