宮城版「下町ロケット」成功
震災乗り越え続く挑戦
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2020年12月、小惑星探査機「はやぶさ2」の地球帰還を固唾をのんで見守った企業が東日本大震災の被災地にある。ティ・ディ・シー(宮城県利府町)は従業員70人ほどの町工場だが、技術力に定評がある。はやぶさ2が小惑星リュウグウから採取した石が破損しないよう、カプセル容器の内部を超精密研磨加工した。
はやぶさ2が持ち帰ったカプセルには小惑星から採取した石などがたくさん詰まっていた。ミッションが無事成功し...
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