バイデン政権「最低賃金2倍に」 12年ぶり検討
G7最下位水準 共和は反対「雇用損なう」
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【ワシントン=河浪武史、ニューヨーク=白岩ひおな】バイデン米政権は、連邦政府が定める労働者の最低賃金を時給7.25ドル(約760円)から2倍の同15ドルへ引き上げる検討に入った。引き上げが実現すれば12年ぶり。12年間で物価は2割近くも上昇しており、低所得層の賃上げの要望は強い。ただ、共和党は「雇用を損なう」と反対しており、賃金論争は米国の分断を色濃く映す。
「15ドルへの最低賃金の引き上げを間違...
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