東電、再エネ余剰電力で化学品
不足時は製造量抑制
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東京電力ホールディングス(HD)は化学メーカーと、送電網内で余る再生可能エネルギーの電力を化学品生産に使って調整する国内初の取り組みを始めた。再生エネの発電量は天候に左右されやすく、電力需給を一致させないと停電する恐れもある。従来は火力発電で需給の差を調整してきた。新たな取り組みでは化学工場での電力使用量を調整弁に使い、二酸化炭素(CO2)排出量の多い火力発電への依存を抑える。
化学メーカーのトクヤマ
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