胎児減らす手術 現場任せ
施術の医師に「過失」判決 生命の問題、法律未整備
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複数の子を同時に妊娠した際に施す胎児数を減らす手術を巡る訴訟で、大阪高裁が知識不足などを理由に医師の過失を認める判決を下した。かねて命の尊厳との関わりが指摘されてきた「減胎手術」。位置づけの難しさから今もそのあり方に明確な指針はない。施術の判断が現場任せでよいのか。ルール整備に向け議論を求める声が強まる。
「文献すら読んでいない」。大阪高裁は2020年12月、五つ子を身ごもった女性に減胎手術を施し...
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