米、核軍縮「現状維持」探る 新START5年延長方針
中国取り込み課題に、ロシアは歓迎姿勢
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【ワシントン=中村亮、モスクワ=小川知世】バイデン米政権は新戦略兵器削減条約(新START)の5年間延長に向けてロシアと協議を急ぐ。期限切れが2週間後に迫るなかで延長を望むロシアに歩み寄り、約50年間続く米ロ核軍縮の枠組みの存続を優先する。中国をくわえた軍縮の枠組みの構築は課題として残る。
サキ米大統領報道官は21日の記者会見で、新STARTについて「戦略的安定に向けた頼みの綱だ」と指摘し、5年間...
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