「世界のリーダー」復活難路 バイデン氏、協調路線
欧州歓迎も蜜月遠く
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【ワシントン=永沢毅】バイデン米大統領は国際協調路線に回帰し、国際社会での指導力の回復に意欲をみせる。トランプ前政権の4年で米国の威信は傷つき、新冷戦とも呼ばれるほど対立を深める中国は影響力を高めた。脱炭素でも遅れが目立ち、バイデン氏がめざす「世界のリーダー」の復活は難路だ。
「米国を再び世界のリーダーにできる」。バイデン氏は20日の就任演説でこう力を込めた。「同盟関係を修復し、もう一度世界に関わ...
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