電通、事業構造転換の象徴 本社ビル売却検討
ネット広告台頭、厳しい経営環境も背景に
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電通グループが東京都港区の本社ビル売却を検討していることが明らかになった。深夜残業者が多い「モーレツ職場」で有名だった同社は2016年に社員が過労自殺した問題が発覚。それを受けて進めてきた働き方改革の一環とみられる。新型コロナウイルスの感染拡大によるテレワークの普及と、厳しさを増す経営環境が大胆な見直しにつながっているようだ。
「以前も資産整理の一環で本社ビルの売却を検討したことがあったが結論が出なかった。今...
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