断層地帯、地震対策に不備
トルコ、危険度高い地区を放置 シリアは建物の損傷増幅
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【イスタンブール=木寺もも子】6日にトルコ南部で起きた地震は、内戦で疲弊したシリアや難民の多く暮らすトルコ南東部に大きな被害を広げた。現地は地震が発生しやすい断層地帯だが、地震対策は不十分だったとみられる。国際社会は支援を表明しているが、被害はさらに拡大する懸念が強い。(1面参照)
米地質調査所(USGS)によると、6日の地震はトルコ南部から東部にかけて走る東アナトリア断層付近で起きた。南側のア...