高島屋社長 村田善郎氏(上)
「百貨店とは」独で学ぶ
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■高島屋の村田善郎社長(59)の転機はドイツ赴任だった。
1985年に高島屋に入社し、日本橋店(東京・中央)の食品部門で輸入酒を担当しました。当時は婦人服などアパレル部門が花形で、食品はやっと「デパ地下」が広がり始めたころ。私自身は入社時から海外志向が強く、チャンスがあれば欧州などの小売業界を肌身で感じる仕事がしてみたいと思っていました。
機会が巡ってきたのは90年。ベルリンの壁の崩壊の後にドイツに...
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