国際貢献、日米協力拡大を
外務省元北米局長 松浦晃一郎氏
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日本は湾岸戦争で多国籍軍のために130億ドルを拠出したものの人的貢献をしなかったことに国際社会の批判を受けた。安全保障政策、国際貢献のあり方を変える契機になった。当時の外務省北米局長、松浦晃一郎氏に30年の歩みを聞いた。
「米国は多国籍軍への後方支援に自衛隊を参加させてほしいと打診してきた。内閣法制局は武力行使に関わるため『できない』と主張した。私は『民間人の退避や食料の輸送は武力行使ではない』と...
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