手を抜くと自分に返ってくる 漫画家 竹宮 惠子
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家事をしていても、自分の専門業であるマンガを創っていても、同じことなんだな、とつくづく思う。すべての仕事にはいろいろな段階・局面で、必ず面倒くさい作業があって、それをこなさないと次には行けない。でも、どこまでやればいいかは誰も決めてくれない。丁寧さは時間を食うし、手を抜けばスピードは上がるが気に入るような結果を生まない。この年齢ゆえの経験値でそれが読めているから、じりじりしながら面倒くさい作業を...
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