中国勢、高まる存在感
EV関連材料 最大市場で技術蓄積
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電池材料以外でも中国企業との競争が激化している。モーターに使うネオジム磁石はかつて日立金属や信越化学工業など日本企業が強かったが、足元では中国勢の世界シェアは8割にのぼる。モーター材料でも日本製鉄やJFEスチールが強かった高性能鋼板「電磁鋼板」も中国勢が猛追。20年にトヨタ自動車が中国の鉄鋼大手、宝武鋼鉄集団がつくる電磁鋼板の採用に踏み切った。
一方でJFEホールディングス(HD)は4月、「フェライト磁石」と呼ぶ部材の生産能力を国内で倍増させる。駆動...
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