就業者数、コロナ前比27万人減
昨年、人口減・ミスマッチ響く 30~40代男性戻らず
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人手不足が日本経済の回復の壁になっている。2022年の就業者数は新型コロナウイルス禍前の19年の水準に戻らなかった。人口減少や高齢化の加速が響いている。補助金で雇用を守るコロナ対策が成長産業への労働移動を妨げてきたとの指摘もある。潜在的な労働力の有効活用に向けた政策転換が急がれる。
総務省が31日発表した労働力調査によると、22年平均の就業者数は6723万人と前年から10万人増にとどまった。コロ...