保護主義、西側の敗北招く
インターナショナル・ポリティクス・コメンテーター ジャナン・ガネシュ
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ここ数十年間、ドイツがロシア産の天然ガスを受け入れてきたことは二重の悲劇となった。1つ目は、ロシア政府が欧州に対して優位に立ち、影響力を行使できるようになったことだ。
さらに、西側諸国で保護主義への支持を高めるきっかけをもたらした。戦略的な産業を自由貿易に任せているからこのようなことになる、というわけだ。
最初の悲劇は解決可能だ。ロシアの化石燃料は代替できる。だが、2つ目の悲劇は変えられない。ロ...
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