小松左京「果しなき流れの果に」 和泉葛城山 - 日本経済新聞
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小松左京「果しなき流れの果に」 和泉葛城山

それは長い長い……夢のような……いや……夢物語です……

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大阪平野を南下すると和歌山との境を屏風のように切り分ける和泉山脈に突き当たる。そのほぼ中央に、物語の冒頭で舞台となる和泉葛城山がそびえる。作者の自伝によれば、執筆にあたってこの山に登り大阪湾を展望しながら構想を練ったという。今は山麓で開発が進むが、作品が発表された1965年ごろは農村風景が広がっていた。別のルポで作者は泉州名産のタマネギ小屋や野井戸の風車が点在する情景を描写している。

山の中腹で...

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