賃上げ、前倒し表明相次ぐ
SUMCOやAGC、日本生命など 若手・専門人材を確保
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2023年の春季労使交渉が23日、事実上始まった。歴史的な物価高が続く中で昨年に比べ高い賃上げの意向を前倒しで表明する企業が相次いでいる。賃上げ率でSUMCOは6%、AGCも6%程度を実施する方針だ。大企業は優秀な若手や専門人材確保のため積極的な給与引き上げをアピールする。
経団連の十倉雅和会長と連合の芳野友子会長は23日、都内で懇談し23年の春季交渉について意見交換した。十倉氏は「物価動向を重...