勃興するギグエコノミー(上) 永続的な仕組みを模索
宮永博史・東京理科大学教授
[有料会員限定]
コロナ禍の中で再注目されているビジネスモデルにギグエコノミーがある。「ギグ」とはもともと音楽業界の用語で、その場限りの単発ライブを指す。そこから「ネットを通して単発仕事を請け負う」ビジネスモデルをギグエコノミー、そうした働き方をする人をギグワーカーと呼ぶようになった。最近ウーバーイーツでさっそうと自転車を飛ばす人をよく見かけるが、まさにギグワーカーだ。
そもそも「単発で仕事を請け負う」元祖は大学生...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り2637文字
関連キーワード