米、量的緩和を長期維持 「完全雇用近づくまで」
FRB議長「数カ月が試練」
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【ワシントン=河浪武史】米連邦準備理事会(FRB)は16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米国債などを大量に買い入れる量的緩和の指針を強化して「米国債などの購入を、完全雇用と物価安定に近づくまで継続する」と表明した。新型コロナウイルスの感染再拡大で雇用が悪化しており、長期の金融緩和を宣言して景気回復期待をつなぎ留める。
15~16日のFOMCでは事実上のゼロ金利政策の維持も決めた。会合参加...