認知症に遺伝子治療 米大など臨床研究開始
発症リスク抑制、根治狙う
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認知症の多くを占めるアルツハイマー病を遺伝子治療で治す研究が加速している。薬の臨床試験(治験)の相次ぐ失敗とゲノム編集技術などの進歩が後押しし、米国ではすでに臨床研究も始まった。安全面など課題も多いが、手詰まり感のある認知症の根治に道を開く可能性を秘めている。
欧米の製薬企業などが力を入れてきたのが、脳の神経細胞の外でたまり、原因の一つと考えられるアミロイドベータなどのたんぱく質の生成や凝集を防...
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