〈Nextストーリー 宇宙大航海に挑む〉(2)次は火星衛星の砂拾い
目標100倍、4本脚で着陸 JAXA、サンプル採取
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探査機が天体から物質を持ち帰る「サンプルリターン」が日本のお家芸と呼べる技術に育つなか、第3弾のプロジェクトも本格的に動き始めた。次なる目的地は火星の衛星フォボス。火星衛星探査計画「MMX」で砂や石を採取する装置の開発を担うのが宇宙航空研究開発機構(JAXA)の主任研究開発員、沢田弘崇さん(44)だ。
沢田さんは今、オーストラリア南部のウーメラにいる。新型コロナウイルス禍で海外渡航は制限されている...
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