陸上女子やり投げ 北口榛花(上)
日本新を連発「世界一めざす」/チェコへ単身修業 一気に飛躍
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「いきまーす」。大きな掛け声で自らにスイッチを入れ、より遠くをめがけてやりを投じる。試合中は笑顔を絶やさず、好記録には跳びはねて喜ぶ。天真爛漫(らんまん)。日本の女子やり投げ界をけん引する北口榛花(22、JAL)には、そんな表現がよく似合う。
飛躍の時を迎えたのは2019年のこと。5月の木南記念で64メートル36の日本記録を打ち立て、日本選手権で初優勝を飾った。ドーハ世界選手権では6センチ及ばず決...
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